過去ログ - 朝起きたら女の子になっていた
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26:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(鹿児島県)
2012/03/15(木) 03:36:45.06 ID:4ZjRNQaA0

夕方。
玄関のベルが鳴り、兄ちゃんが帰ってきた。
「おかえりなさい、兄ちゃ、、、お兄ちゃん、お弁と、、、」
怒られるのを覚悟してたけど、
以下略



27:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(鹿児島県)
2012/03/15(木) 03:37:27.42 ID:4ZjRNQaA0
「そんなことねーよ。それより顔赤いで。どうしてん?」

うひゃ、顔に出てるのかー…

「なぁ、今からちょっと出かけようか。」
以下略



28:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(鹿児島県)
2012/03/15(木) 03:37:58.42 ID:4ZjRNQaA0
車から降りて少し浜を歩く。
まだ太陽の温もりが浜に残っててあったかい。
身体のせいか、心まで童心に戻ったのか。
元の身体の時では忘れていた子供の感受性?が戻ってきた、と言えばいいんかな…
桜貝を拾ったり、昔よくやった巻貝の大きな殻を拾っては耳にあてて中の音を聞いたり。
以下略



29:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(鹿児島県)
2012/03/15(木) 03:38:36.52 ID:4ZjRNQaA0
え、、か、かわいい?お、俺が??

「お前、また顔赤いでww」

−!!
以下略



30:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(鹿児島県)
2012/03/15(木) 03:39:19.75 ID:4ZjRNQaA0
「とりあえず座れや。あと、ほれ」
そう言うと缶コーヒーをくれた。
「あったかい…。」

暫く何も話さずに沈み行く夕日だけ見てた。
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31:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(鹿児島県)
2012/03/15(木) 03:39:53.70 ID:4ZjRNQaA0
「ええやん。暫くはこのままの姿でも。」
…に、兄ちゃん、何を?
「せっかく女の子になれたんやから女の子にしかできない体験、いろいろしてきたらええやん。」
そう僕の方にむいて微笑みながら言った。
夕日が当たって…その…なんて言うかな、、、、、あーもうちくしょーう!
以下略



32:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(鹿児島県)
2012/03/15(木) 03:40:31.33 ID:4ZjRNQaA0

帰りの車の中では会話はほとんどなかった。
疲れてたし。

気がつくと僕の部屋のベッドの上やった。
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33:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(鹿児島県)
2012/03/15(木) 03:41:11.72 ID:4ZjRNQaA0
台所にいくと兄ちゃんがいた。
とりあえず今日海に連れていってくれた礼を言う。
「それよりも…お前、さっき俺になんであんな事してきたんや?」

「…は?何のこと?」
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34:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(鹿児島県)
2012/03/15(木) 03:41:47.11 ID:4ZjRNQaA0
「でもまたすぐパタって寝よったからコトにはならずに済んだんやけど…
 流石にこれは…なぁ。」
そんな記憶、無いよ?
「気持ちは…その、受け取っておくけどな…」
気持ち?気持ちって何よ?
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35:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(鹿児島県)
2012/03/15(木) 03:42:15.38 ID:4ZjRNQaA0
そう言いつつも無理やり作り笑顔してみた。…自分でもかなり無理があったと思う。
せやけど…こうでもせんかったら…涙が出そうやった。
それに、なんか胸がズキズキするし、恥ずかしさや怒り、悲しさが一気に襲ってきた。
何か急にそこから逃げたくなった。
「あ、おい!」
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36:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(鹿児島県)
2012/03/15(木) 03:42:47.59 ID:4ZjRNQaA0
別にどこかに行きたいわけでもなく、そのうえ靴も履かずにでてきてしまった。
さっきまで海でささやかれた兄ちゃんの声が思い出される。
なのに…なんで?僕は何もしてないのに。
なんで急に兄ちゃんにそんな距離をとられるような事、言われなきゃならんの?

以下略



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