過去ログ - 友人とDTBのリレー小説書いたったwwww
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2012/03/16(金) 09:59:39.77 ID:xT2ztyWIo
「しっかし……」
モップとバケツを抱えながら歩く彼は、大学内に溢れる人々を不思議そうに見ていた
「よくもまぁこんなに人がいるもんだ」
見渡す限り、ひと、人、ひと。
「案外皆も暇なんだろうなぁ……ん?あれは」
その彼の視線の先にはーー一ひとつの女子高生のグループが談笑をしながら歩いていた
彼女達の手にはクレープが握られていて、時折食べさせ合いっこをしている
「おーい、かおりちゃーん!」
釘宮はその中の一人の少女ーー三人並んだ女達の真ん中で、左右の少女から自分のパフェを食べられているーー藤宮かおりに声をかける
「あっ!釘宮さん!!」
彼女の方も釘宮に気づいたらしく、ぶんぶんと手を降りながら彼の方に駆け寄って行く
藤宮の行動にびっくりしたのか、彼女のクレープを横から食らっていた少女二人が呆然と藤宮を見つめている
だがすぐに状況を理解し、二人は釘宮の元へ行く
「その服装……ここの清掃員さんだったんですか?」
「いや、違う」
「へっ?ならなんで清掃員の服を?」
「俺は何でも屋みたいなことやってる、今回はその仕事って訳だ」
「そ、そうなんですか!?それはすごいですねーーふえっ!?」
藤宮の背後から、後ろから近づいて来た少女がいきなり彼女を抱きしめた
「な〜に楽しそうに話してるんだ?」
ぐりぐりとその少女は人差し指を藤宮のほっぺたに突き刺す
「おやおやぁ?ついに藤宮にも春が来たってカンジ?」
にししと笑いながらもう一人の少女が藤宮をからかう
「っち、違うよ!エリカちゃん!」
「あー……なんだ、友達か?」
少々手持ち無沙汰になった釘宮が藤宮に尋ねる
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