過去ログ - 友人とDTBのリレー小説書いたったwwww
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27:WM[sage]
2012/03/16(金) 10:08:59.61 ID:xT2ztyWIo

飛び掛りながら迫りくる彼女の攻撃を、彼は後ろに回転しながら避ける

続けて放たれた右ストレートを、右肩のモップの先端で防ぎ、腰を動かし柄を彼女の脇に叩き込もうとする

ーーが、彼女の右腕のガードにより防がれた

彼の攻撃が止まった隙を突き、左足の蹴りを撃ち出す!

だが、彼も彼女と同じく右腕を使い、しなやかなその一撃を防ぐ

そこで春菜は左手を構え、先ほどからギリギリと自分の右腕に押し込まれているモップの中央に……掌底をぶちかました!

ベキィッ!!

モップは真ん中からへし折れ、柄の部分がカランと音を立てて地面へと落ちる

釘宮は半分になったモップを右手で構え直し、次の攻撃へ備えるーーが

「……ん?」

人混みの中に混じるーーと言っても1人は非常に目立つ格好なのだがーー1団に気づき、疑問の声を出す

「?……あっ」

彼のその視線に気づいたのか、春菜は後ろをちらっとみて、その一団の中の1人に気づく

「悪いが……デートの続きまた今度だ、ちょっと知り合いを見つけたからな」

「ああ、残念だがそうしよう……少々目立ち過ぎたな、私達」

まるで映画の様な戦いを繰り広げた彼らの周りを、多くの野次馬が囲んでいる

「すっげ……映画?」

「あの清掃員一体何者だよ?」

「それよりも金髪の女の子すっげー綺麗じゃない?」

などなど多くの声が聞こえてくる

「……あっ」

と、そこで釘宮が変な声をあげた

「?どうした?」

疑問に思ったのか、春菜が尋ねる

「………………」

「モップ……どうすっかな……」

彼の手には、半分にへし折れたモップが握られていた


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