過去ログ - 友人とDTBのリレー小説書いたったwwww
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WM !ninja
[sage]
2012/03/15(木) 20:18:08.05 ID:tm1H51fco
ドシュッ!!
釘宮の右ストレートが、顔面を粉砕せんと男に迫る
有無を言わせぬスピードで、何の躊躇いもなく放たれたそれが、近づく
(早い!……だが……避けれる!)
男は体をひねることによってその攻撃をーー避ける
(やった!避けれた!……なら!)
男の左手には、何時の間にか時計が握られていた
それはぐにゃりと形を変えーー小さな果物ナイフを作り出す
(今奴は右腕を振り切って隙が出来た!あとはこのナイフを奴の首筋にぶっさせばーー)
「俺のーーー勝ちだaぐるべぶばぁっ!!!!!」
勝利を確信した男だったが、その勝利は訪れなかった
ナイフを突き出した男の腹が、不自然にへこみ、そしてそのままーーー吹っ飛んだからだ
ガシャアン!
吹っ飛んだ男はそのまま古びた窓ガラスをぶち破り、隣のビルの壁に叩きつけられーー地面へと落ちていった
「……これで、仕事完了、と」
釘宮はおもむろにズボンのポケットからライターと箱ーー赤色が特徴的なマルボロ……要するに煙草の箱ーーを取り出し、タバコに火を付ける
「……ふぅ」
ライターの炎での顔が照らされ、吐き出した白煙が薄暗い部屋に漂う
「……あ、生きてるかどうか確かめないといけないか」
煙草を吹かせながら釘宮は砕け散った窓から顔を覗かせる
「……おー、なんとか生きてたか」
<ぐ……う……う……!
どうやら男の落下した場所にはゴミ袋が大量に落ちていたらしく、ちょうど良くクッションになったようだ
「おーい、もう大人しく警察にー……」
<っ!!!
ダダダダッ!と男は急に走り出した、その体を、青白く輝かせて
「?」
「……え?……むぐっ!!」
走ったその先には……もこもこしたフード付きの防寒着を着ている人間が立っていた
もちろん男はこれ幸いとばかりにそいつに銃をーーおそらく落下先に落ちてた金属を使って作ったーー突きつける……ついでに片手で口元を塞ぐ
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