過去ログ - 男子高校生のスマイルプリキュア
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116: ◆tUNoJq4Lwk[saga]
2012/03/19(月) 20:22:58.39 ID:qXboas7Oo


 第四話プロローグ



 生徒会の仕事の絡みで少し遅くなった唐沢とモトハルは、暗くなった街を二人で帰っていた。

 その時、声が聞こえた。

「いい加減にしなさいよね、アンタたち」

「んだよ、ガキは引っ込んでろ」

「そんなことをして恥ずかしいと思わないの?」

「なんだこのアマ!」

 街の路地から聞こえる言い争う声。

 決して穏やかとは言えないそのやり取りに、唐沢が動く。

「ったく」

 またか、と思いながらモトハルもその後について行った。

 途中、念のために彼は唐沢からキャンディの入っている鞄を預かる。

 暗い路地に入ると、いかにも不良っぽい四人組と一人の女子中学生が向かい合っていた。

 女子中学生は、長い髪を後ろで束ねている。

 暗くて見えにくいけれど、意志の強そうな声と目をしていると、モトハルは思った。

「あなたたち、よってたかって一人を囲むなんて」

「クソが! 女だと思って調乗んなよ」

「俺たちゃカミジョウさんと同じで男女平等なんだあ」

 そう言うと、不良の一人が拳を握る。


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