123: ◆tUNoJq4Lwk[saga]
2012/03/19(月) 20:29:16.82 ID:qXboas7Oo
「唐沢」
「プリキュアはまだ二人いる。お前が緑川をマークしている間、俺たちは別のメンバーを探そう」
「ありがとう、唐沢」
「手分けしたほうが早いと思っただけだ」
「そうか」
「じゃあ、任せる」
「おう、任せろ」
「あ、それと」
「なんだ?」
「もし危なくなったら、すぐに俺たちを呼べよ」
「わかってる」
モトハルは力強く頷く。
「本当にモトハル一人で大丈夫クルかあ?」
それに対してキャンディは懐疑的だ。
「うるせえぞ珍獣!」
「キャンディは珍獣じゃないクル!」
「そんな耳の長い動物がいてたまるか」
「うるさいクル! そんなこと言うからトシユキみたいに女の子にモテないクル!」
「モテるモテないは関係ねえだろうが!」
こうして、モトハルは緑川なおのプリキュア勧誘を担当することになったのだった。
(どいつもこいつも唐沢唐沢と。俺は唐沢のおまけじゃねえ。一人でもやっていけるってことを、
証明してやる)
モトハルは、やや危なげな思いを胸に、緑川なおへの接近を試みようとしていた。
*
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