22: ◆tUNoJq4Lwk[saga]
2012/03/16(金) 21:02:46.70 ID:ha4LqwPlo
「おいバカ! さっきのヒデノリたちの様子を見ただろう。俺たち一般人の敵う相手じゃねえ」
「わかっている。だがこのままだとお前たちまでやられてしまうだろうが」
「唐沢!」
「しっかりするクル! あいつらと戦うにはプリキュアしかないクルよ!」
「プリキュアプリキュアって言っても、今は」
「キャンディ」
その時、今まで黙っていた星空みゆきが声を出した。
「どうしたクル?」
「わたし、やる」
「へ?」
「プリキュアになれば皆が助かるんでしょう?」
「おい、星空」
モトハルはみゆきの顔を覗き込む。恐怖のためか、目にたくさんの涙をためているのが
わかった。
「プリキュアって変身ヒーローみたいな感じでしょう? どうやったらなれるの?」
「これを使うクル!」
「へ?」
気が付くと、みゆきの手にコンパクトのようなものがあった。
「これは」
「スマイルパクトクル! これを開いて『プリキュア、スマイルチャージ』と叫ぶクル」
「おい、本当に戦わせる気か?」
モトハルは聞く。
「今はこれしか方法がないクル」
「わかったよ」
周囲のピンチによって覚醒したみゆきは、戦いへの決意を固めるのだった!
*
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