28: ◆tUNoJq4Lwk[saga]
2012/03/16(金) 21:06:50.72 ID:ha4LqwPlo
目の前には、白い帽子を被った少年がいた。
「うっ!」
唐沢である。彼はみゆきを抱いて横に跳んでいたのだ。
直後、足元から物凄い音と衝撃はを感じた。
見ると、アカンベェが拳でアスファルトを破壊している。
プリキュアとして物凄い力を手に入れたみゆきとて、あの衝撃をくらったらタダではすまない
だろう。
「ぐふっ!」
唐沢はみゆきを抱いたまま地面に叩き付けられる。
「唐沢さん! 私なんかを助けて」
「気にするな星空。それより今は敵だ」
「でも……」
二人はアカンベェを見る。
「アカ、アカン……」
「何やってるんだアカンベェ!」ウルフルンが叫ぶ。
どうやらアカンベェは地面に拳をめり込ませたようで、抜こうとしてもがいている。
「そうか、私。悲しいお話を思い出して……」
みゆきの心が沈む。しかし、そんな彼女に唐沢は言った。
「星空、世の中は幸せなことばかりじゃない」
「え?」
204Res/176.68 KB
↑[8] 前[4] 次[6]
板[3] 1-[1] l20
このスレッドは過去ログ倉庫に格納されています。
もう書き込みできません。