過去ログ - 男子高校生のスマイルプリキュア
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31: ◆tUNoJq4Lwk[saga]
2012/03/16(金) 21:10:06.65 ID:ha4LqwPlo
  
「――ぞら」

「――しぞら」

「星空」

「へ?」

 みゆきが目を開けると、そこには見覚えのある帽子の少年の顔があった。

「唐沢さん?」

「気が付いたか」

「あれ? 私」

 周囲を見ると、いつもの商店街に戻っていた。

「立てるか」

「あやや」

 どうやらみゆきは、唐沢によって“お姫様抱っこ”をされていらしい。

「あれれ!」

 自力で立ち上がると、彼女の周りには唐沢とモトハル、そして唐沢の肩にキャンディがいた。

「これでプリキュアが見つかったわけだな」

 と、ヒゲのモトハルはキャンディに聞く。

「そうクル」

「じゃあ俺たちの役目は終わったわけか」

 と唐沢。

「ええ? どういうことですか?」

 みゆきは悲しげな声で聞いた。

 終わりという言葉が彼女にとってやけに悲しく響いたからだ。

「俺たちの役目は、プリキュアを探すのを手伝うことだ。今こうしてプリキュアが見つかった
わけだから、もうおしまいだ」

 モトハルは言う。


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