5: ◆tUNoJq4Lwk[saga]
2012/03/16(金) 20:45:02.51 ID:ha4LqwPlo
「それで、なんでそれを取り戻すのにプリキュアとかいうのが必要なんだ?」
「キュアデコロの力に対抗できて、なおかつその呪いを浄化できる力があるのは伝説の
戦士、プリキュアだけクル。早くそのプリキュアを見つけないと大変なことになるクル」
「まあいい。仮にこの生物の話が本当だったとしよう」
「本当クル! 信じて欲しいクル!!」
キャンディはプンスカと怒りながらテーブルの上を跳ね回った。
「それで、そのプリキュアとかいうのはどこにいるんだ?」
「そ、それがわからないクル」
「は?」
「それでお願いクル。プリキュアを探すのを手伝って欲しいクル。プリキュアはこの町のどこか
にいるクル」
「面白そうな話じゃないか!」
不意に別の人の声が部屋の中に鳴り響く。
「会長」
「いたんですか」
いつの間にか生徒会長が会長の椅子に座っていた。
「モトハル、唐沢。ちょっと二人でその“飴ちゃん”の手伝いをしたらどうだい?」
「会長、しかしですね」
「キャンディは飴ちゃんじゃないクル!」
「まあまあ飴ちゃん。この二人に任せておけば、プリキュアだろうが魔法少女だろうが、
すぐに探し出せますよ」
「会長……」
「……」
「地域に愛される学校としては、こういう事態は放ってはおけないからな。さあ、行け」
「えー」
こうして、モトハルと唐沢の二人はキャンディのプリキュア探しを手伝うことになったのであ
る。
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