過去ログ - 男子高校生のスマイルプリキュア
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62: ◆tUNoJq4Lwk[saga]
2012/03/17(土) 20:46:21.35 ID:ITLhnw4lo

「トシユキたちは普通の人間だから、アカンベェとは戦えないクル」

「へ?」

 いつの間にか、唐沢の肩からおりていたキャンディがそう言う。

「でもプリキュアなら戦えるクル」

「プリキュア」

「そして、キミにはプリキュアになれる才能があるクル」

「ウチに、そんな力が……」

 気が付くと、彼女の右手にはコンパクトのようなものが握られていた。

「これは?」

「スマイルパクトクル。それを開いて『プリキュア・スマイルチャージ』と叫ぶクル」

「恥ずかしいな……」

「恥ずかしがっちゃダメクル! プンプン!」

「でも……」

 あかねの視線の先には飛び道具に苦戦するみゆきの姿が見える。

「ウチは友達を、そしてこの学校を守りたい」

 そう口にすると、身体の奥から力が湧いて出るようだ。

「いくで」

 あかねはスマイルパクトを開く。




「プリキュア・スマイルチャージ!」


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