過去ログ - 男子高校生のスマイルプリキュア
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8: ◆tUNoJq4Lwk[saga]
2012/03/16(金) 20:47:48.05 ID:ha4LqwPlo

「ん?」

「……」

 すれ違う二人をじっと見つめるキャンディ。

「どうした」

「いや、ちょっと気になったクル」

「まさかさっきの二人がプリキュアなのか?」 

「いや、違うクル。でもああいう感じクル」

「ああいう感じ?」

「そうクル。伝説ではプリキュアは第二次性徴期を迎えた少女のような外見とあったクル。
だから、さっきの子たちと同い年くらいかもしれないクル」

「おいおい、ガキを戦わせるのかよ」

「でも大人だとメルヘンパワーが上手く使えないクルよ」

「しかし」

「モトハル」

 その時、今まで黙って肩にキャンディを乗せていた唐沢が口を開く。

「どうした、唐沢」

「お前の姉ちゃんが魔法少女みたいなのになって戦う姿を想像してみろ」 

「……」

「……」

「オエエエエ」

 まともに想像して思わず吐き気がこみ上げてしまった。

「確かに、中学生くらいが限界か」口元を拭きながらモトハルは言う。

「いや、待て」

「どうした」

「“りんごちゃん”ならいけるかもしれん」

「なるほど、りんごちゃんか」

「りんごちゃんって誰クル?」

 りんごちゃんの存在をこの時のキャンディはまだ知らない。




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