91: ◆tUNoJq4Lwk[saga]
2012/03/18(日) 21:14:41.81 ID:8VKkmjGKo
「どうぞ」
と、唐沢は紅茶を出した。
「うん、ありがとう。それで、何の話をしていたの?」
紅茶を飲みながらりんごちゃんが聞く。
「いや、実は副会長のことで」と会長が答えると、
「また女子中学生に泣かれたりでもしたんでしょう?」
と、りんごちゃんが言った。
「なんでわかるんですか」
副会長が身を乗り出して聞く。
「別に見りゃわかるわよ」
「……」
「んもう、そんなに落ち込まないでよ。あたしだって、最初に会ったときは怖いと思ったんだから」
「そうですか」
「でもしばらくしたら相手のこともわかってくるから、大丈夫よ」
「あの、りんごちゃんさん」
恐る恐る副会長は聞いた。
「なに?」
「ウチの会長みたいに、人を怖がらせないようにするには、どうしたらいいですかねえ」
204Res/176.68 KB
↑[8] 前[4] 次[6]
板[3] 1-[1] l20
このスレッドは過去ログ倉庫に格納されています。
もう書き込みできません。