過去ログ - 魔王「なに?!勇者がまだハジマリの村にいるだと?!」
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VIPにかわりましてNIPPERがお送りします
2012/03/18(日) 03:40:47.83 ID:xlX60cuL0
側近「はい。報告によるとそのようです」
魔王「何故だ?!何故、勇者はまだそのような場所にいる?!」
側近「魔王様、落ち着いて下さい」
魔王「落ち着いていられるか!10年だぞ!」
魔王「勇者が旅に出て、もう10年が経つ!なのにどうして、勇者はハジマリの村からでない!!」
側近「ハジマリの村は魔界からも距離が遠く、比較的平和な村と聞きます」
側近「勇者はそこが気に入り、魔王退治とかどうでもよくなったんじゃないですか?」
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VIPにかわりましてNIPPERがお送りします
[sage]
2012/03/18(日) 03:42:18.52 ID:xlX60cuL0
魔王「そんな勇者がこの世にいる訳ないだろ!!」
魔王「勇者が来ない所為で、財務大臣から文句が出てる」
魔王「城の至るところに隠した宝箱の中身を使用期限が切れない様に入れ替える費用や、配備した魔物の人件費が無駄だと!」
以下略
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VIPにかわりましてNIPPERがお送りします
[sage]
2012/03/18(日) 03:43:21.78 ID:xlX60cuL0
魔王「…ここがハジマリの村か。側近から聞いた通り、平和な村だな」
魔王「お!何か良いにおいがする」
魔王「露店か…名物『魔牛串』…」
以下略
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VIPにかわりましてNIPPERがお送りします
[sage]
2012/03/18(日) 03:44:36.43 ID:xlX60cuL0
魔王「うむ、美味である」
魔王「側近はこういうものも食べさせてくれないからな。こうやって買い食いするのもたまにはいいな」モグモグ
「きゃーーー!!」
以下略
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VIPにかわりましてNIPPERがお送りします
[sage]
2012/03/18(日) 03:46:13.33 ID:xlX60cuL0
??「よっと、危なかったね?」ニコッ
魔王「そなたは誰だ…?」
魔王(あれだけ居た魔牛の群れを一掃するなんて)
以下略
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[sage]
2012/03/18(日) 03:47:23.43 ID:xlX60cuL0
−酒場−
勇者Lv100「どうした?遠慮しないで飲んでよ。俺のおごりだし」
魔王「…そなた、本当に勇者なのか?」
以下略
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[sage]
2012/03/18(日) 03:47:57.82 ID:xlX60cuL0
魔王(しまった!)
魔王(つい、勢いで名乗ってしまったではないか!)
勇者「」プルプル
以下略
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VIPにかわりましてNIPPERがお送りします
[sage]
2012/03/18(日) 03:48:38.04 ID:xlX60cuL0
ゲラゲラゲラゲラ
魔王(なんだ?他の奴らも笑って…)
勇者「あはははっげほっごほっ…何言ってるの?君?見かけによらず、変な冗談言うね」
以下略
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VIPにかわりましてNIPPERがお送りします
[sage]
2012/03/18(日) 03:49:58.21 ID:xlX60cuL0
勇者「今から10年前、俺は勇者に任命されてすぐにこのハジマリの村に来た」
勇者「そしてそこでこの村の人々が時々村で暴れまわる魔牛に困っていたんだ」
勇者「そこで俺は魔牛を倒した。でもいくら倒しても倒しても魔牛が湧いて出てくるんだ」
以下略
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VIPにかわりましてNIPPERがお送りします
[sage]
2012/03/18(日) 03:52:13.35 ID:xlX60cuL0
魔王「お前は誰だ?」
勇者「え?だから勇者って…」
魔王「勇者の仕事は村の警備か何かなのか?!」
以下略
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VIPにかわりましてNIPPERがお送りします
[sage]
2012/03/18(日) 03:54:04.18 ID:xlX60cuL0
勇者「…分かっていた」
勇者「だけど、ここを離れたら誰が村の人を守るんだ?」
魔王「勇者がそんな小さな事を気にするな!」
以下略
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VIPにかわりましてNIPPERがお送りします
[sage]
2012/03/18(日) 03:54:44.87 ID:xlX60cuL0
勇者「何をしている?」
魔王「結界を張っている」
魔王「魔牛が入れないようにする」
以下略
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VIPにかわりましてNIPPERがお送りします
[sage]
2012/03/18(日) 03:56:17.27 ID:xlX60cuL0
魔王「名物はなくなるかもしれないが、よいな?」
村長「大丈夫です。必要とあれば我らも魔牛を狩りましょう」
村長「思えば、我々は勇者様に甘えてきました。勇者様には魔王を倒すという目的があったというのに」
以下略
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VIPにかわりましてNIPPERがお送りします
[sage]
2012/03/18(日) 03:57:19.03 ID:xlX60cuL0
魔王「だから魔王だって言っているだろう!」
勇者「俺からもお礼を言うよ。魔王、本当にありがとう」
魔王「…まあ、いいけど」
以下略
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VIPにかわりましてNIPPERがお送りします
[sage]
2012/03/18(日) 03:57:54.35 ID:xlX60cuL0
勇者「頼む」
魔王「…断る」
魔王(だって魔王だし)
以下略
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VIPにかわりましてNIPPERがお送りします
[sage]
2012/03/18(日) 03:58:42.17 ID:xlX60cuL0
魔王「いいぞ」
勇者「いいのか?!」
村長「良かったですね。勇者様」
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VIPにかわりましてNIPPERがお送りします
[sage]
2012/03/18(日) 03:59:09.92 ID:xlX60cuL0
魔王「勇者」
勇者「何だ?魔王」
魔王「我輩をどうしても連れて行きたいと言うなら、今すぐ出発だ」
以下略
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VIPにかわりましてNIPPERがお送りします
[sage]
2012/03/18(日) 09:03:06.73 ID:xlX60cuL0
勇者「マヨイの森ということだけあって、かなり迷ったが、魔物自体は大した事なかったな」
魔王「それは勇者がレベル100もあるからだろ…」
勇者「魔王も十分強いよ」
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VIPにかわりましてNIPPERがお送りします
[sage]
2012/03/18(日) 09:03:45.91 ID:xlX60cuL0
魔王「いや、まず武器を買え」
勇者「でも疲れてるんだ。明日買う」
魔王「駄目だ。そなたみたいな奴は、明日になったらまた明後日。明後日になったらまた明々後日って言うんだろ!」
以下略
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VIPにかわりましてNIPPERがお送りします
[sage]
2012/03/18(日) 09:05:10.16 ID:xlX60cuL0
−宿屋−
宿屋の主人「いらっしゃりませー…って、もしや、貴方様は勇者様で?!」
勇者「いかにも。俺は勇者だが?」
以下略
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VIPにかわりましてNIPPERがお送りします
[sage]
2012/03/18(日) 09:07:29.07 ID:xlX60cuL0
主人「本当にありがとうございます!なんとお礼を言っていいか…うぅぅ」
魔王「大の男の癖に泣くな。それにお前が感謝する事ではない。勇者が魔王城に来なければ、我輩が困るのだ」
魔王「我輩は魔王なのだから」キリッ
以下略
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