過去ログ - インデックス「当方に迎撃の用意あり」
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11:当方に進撃の覚悟あり[saga]
2012/03/18(日) 22:57:17.69 ID:aJiCFglS0

しかし残るもう一人の人相は、神裂にとってさらに間違えようのないものだった。


「あなた、あの子のことをどう思ひているのかしら、ステイル?」


神裂と彼とは長い付き合いだ。
幾多の戦場を共に駆け抜けた戦友。
遠目でもすぐそれとわかる、天を衝くような堆い長身。
黒一色の神父服は、安らかならざる死を看取るべく纏った、血塗れの聖職者たる証。
異端を持って異端を狩ることを生業とする、燃えるような赤髪赤眼の“少年”。




「彼女に、赤は似合いません」




少年の名は、ステイル=マグヌスといった。


「あら、なかなかの詩人ね」

「……では、失礼いたします」

「ええ、頑張りていらっしゃいな」



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