過去ログ - インデックス「当方に迎撃の用意あり」
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16:当方に進撃の覚悟あり[saga]
2012/03/18(日) 23:05:28.34 ID:aJiCFglS0

気まずい空気、居た堪れない時間。
五和とアニェーゼは目をまん丸に見開いている。
見れば建宮ですら、口をあんぐりとさせて絶句していた。
かく言う自分の顎も重力以外の何かに支配されている、と神裂が気が付くのにしばらくかかった。


「きっかけは、みんな似たようなものだと思うんです」


おもむろに、落ち着いた声が静寂を破った。
五和だった。


「真っ直ぐに、己を顧みず、誰かを助けようとする姿勢は、なにも女性だけを惹きつけるものじゃありません」


真摯な眼差しでステイルと正対し、五和は一言一句を丁寧に絞り出す。
ステイルに語りかけている、というよりは自分に言い聞かせているようにも思えた。


「カリスマ、っていう言葉を使うとなにか違う気はするんですけど。老若男女を問わず、あの人の在り様を観察していると、女は崇拝にも近い恋心を抱くのかもしれませんね」

「ふむ」


対するステイルも至極真面目くさった表情で、五和の言に聞き入っている。


「時々、私は思うんです。上条当麻っていう男性は、恋をするには素晴らしい人です。でも」

「でも?」

「愛するには、難しい相手かもしれません」


五和はにこやかに、柔和に笑って締めくくった。
しん、とその場が、先ほどとはまた別の意味で静まり返った。



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