過去ログ - インデックス「当方に迎撃の用意あり」
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258:すべての人間は――[saga]
2012/05/20(日) 21:48:28.24 ID:zQfIGP0D0

「なんなんカミやん、またなんかやったん?」

「『また』ってなんだよ。お前はちょっと引っ込んでろ」

「そないなにべもない。ヒドイわぁカミやん、それでも親友?」


手の甲だけで青髪を追い払ってから、上条はあらためて姫神に向き直る。
姫神秋沙は茫洋とした眼差しをほとんど動かすことなく、淡々と上条の疑問に応じた。


「この間。三沢塾のときの神父さんに会ってきた」

「……は?」

「小萌先生に誘われたから行ってみた」

「へ、えぇ?」

「そしたらちょうど。教会でインデックスと鉢合わせた。それで大方の事情を根掘り葉掘り聞き出しました。ついでにクラス中に話題を広めておきました。まる」

「はあああぁぁぁぁぁぁ!?」


弾かれたように席を立って、教室中を見回す。
潤んだ瞳がまぶしい女子多数。
恨みがましく睨みつけてくる男子多数。
劇的な反応を見せなかったのは、毎度おなじみ仏頂面を顔面に張り付けた吹寄ぐらいのものだ。
親指を上に立てて力強くスマイルしたかと思えば、一八〇度回転させてファッ○ューポーズを繰り出したのは言わずもがな、三バカ仲間のバカ二名である。



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