過去ログ - インデックス「当方に迎撃の用意あり」
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51:当方は『  』の準備中[saga]
2012/03/21(水) 21:49:47.90 ID:2C0UJs0L0

学園都市第七学区、とある学生寮からそう遠くない路上。
上条当麻は手ごろなベンチに腰掛けて、なんとなしに空を泳ぐ白雲をぼうっと眺めていた。


(……そろそろ十分たったかな)


上条はダウンのポケットから携帯電話を取り出して時間を確かめる。
急な来訪者とインデックスの対話の時間を邪魔するまいと、自室を足早に去ってから九分が経過していた。
軽く伸びをして立ち上がると、慣れ親しんだ家路に就こうとする。


「やあ」


素っ気ない低い声が、やけに高所から聞こえた。
声音の発生源に目をやるとそこには案の定、ステイル=マグヌスが無表情で佇んでいた。


「もういいのか?」

「ああ、インデックスとの用事はもう済んだ。しかしせっかく学園都市くんだりまで飛んで来たんだ、ついでに君とも話そうと思ってね」

「……なんか、今日のお前気持ち悪いぞ」

「そうかい。ちなみに僕は、君の顔を視界に入れるたびに気を悪くしてるわけだが」


横柄な憎まれ口に、上条は内心安堵した。
柄にもなく友好的な態度をとってきて何事かと勘繰ってしまったが、なんというか、やはりステイルはステイルだった。



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