過去ログ - インデックス「当方に迎撃の用意あり」
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6:当方に進撃の覚悟あり[saga]
2012/03/18(日) 22:48:42.02 ID:aJiCFglS0

◆ ◇ ◆ ◇ ◆ ◇


冬のある日のことだった。
神裂火織はロンドンのランベス特別区、聖ジョージ大聖堂の古めかしい建物を、右へ左へ逃げ回っていた。


「女教皇女教皇、どうしてそんな渋い顔してるんすかー?」

「いい加減に女教皇様も腹括らないと、上条当麻を他の女に取られちゃいますよー?」

「当方に進撃の用意あり! この『堕天使エロメイドリターンズ』に五和の『超精霊チラメイド2』、そしてアニェーゼ扮する『小悪魔ヘソメイドの使い魔F』! このコンボで攻めりゃあいくらあの朴念仁でもイチコロなのよな! 名付けてエロい三連星作戦ッ!!」

「お黙りなさいこのファンタスティック馬鹿! そんな、は、破廉恥な衣装を着るぐらいなら、腹を切って果てた方がマシです!」

「……昔一度着ましたよね、女教皇」

「思い出させないでくださいーーっ!!」


壁際に追い詰められまくし立てる神裂の顔は、もぎたて林檎もかくやの赤さだった。
天草式十字凄教の面々は、その表情を目の当たりにしてにやりと不気味に笑う。
イカれた露出度の衣装を両手で掲げ、じわじわと神裂ににじり寄る不審者集団。
普段の馬鹿騒ぎなら一刀の下に斬り伏せているところなのだが、今回ばかりは少々事情が違った。


「お願いします、どうかご協力を、女教皇様! 私たちも瀬戸際なんです!」

「このままぼけっとしてると禁書目録に致命的なアドバンテージを許しちまうんですよ!」



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