過去ログ - インデックス「当方に迎撃の用意あり」
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7:当方に進撃の覚悟あり[saga]
2012/03/18(日) 22:50:19.76 ID:aJiCFglS0

黒髪の精霊メイドと赤毛の小悪魔メイドまでもが、正気を疑いたくなるような目つきで迫ってくるのである。
五和がかの少年に並々ならぬ想いを寄せていることは神裂とて十分承知していたが、まさかアニェーゼまでこの乱痴気騒ぎに乗るとは。
「にっちもさっちもいかない状況で命を救われる」フラグの強固さを、どうやら甘く見積もっていたらしい。


「……ってその流れでなんで私なんですか! 彼に好意を寄せている女性ならばよりどりみどりでしょう!」

「おやー? それじゃあ女教皇は、上条当麻が禁書目録に取られちまってもいいのかなー?」

「ぐっ」


一連の馬鹿騒ぎの首謀者であるところの建宮が、底意地の悪い笑みを浮かべた。
一瞬言葉に詰まってしまった己を恥じながら、神裂は腹の底から声を絞り出す。


「べっ、別に構いません! それであの子が幸せになれるのならば、むしろ望むところですッ!」

「私はそんなこと望んでないんです!」


上から下までピンキーなご奉仕精神に身を包んだ五和が、やけくそ気味に反論してくる。


「だったら貴方たちだけで勝手にやったらいいでしょう! 自由恋愛については、私もとやかく口を挟むつもりはないんですから!」

「ウチの部隊が総力を挙げて割り出したところによると、上条当麻の好みは『年上で清楚、大和撫子を地でいく寮の管理人さん』タイプだと判明してんですよ! そこであなたのインパクトをもってして、まずはあの病的鈍感に女を意識させるところから始めるってえ寸法です!」

「清々しいまでの他力本願じゃないですか!」


悪魔の尻尾を可愛らしいヒップから挑戦的に垂らして、アニェーゼも続いた。



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