過去ログ - インデックス「当方に迎撃の用意あり」
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8:当方に進撃の覚悟あり[saga]
2012/03/18(日) 22:51:41.89 ID:aJiCFglS0

インデックスが学園都市で平穏無事、日々徒然の営みを送れるようになって、一年をとうに過ぎた。
それすなわち、上条当麻とインデックスの間にフラグが経って一年以上、ということだ。
あの少年少女にピンクな進展があったという話は彼らの隣人にして教会のスパイ、土御門元春からもとんと聞かないが、彼女らの焦りもわからないではなかった。
なにせ最も強固なフラグの持ち主が、上条の最も側で寝食を共にしているのだから。

だからといって、神裂は五和たちの進言を是とするわけにはいかなかった。
なけなしの強がり成分が配合されていないでもないが、自分にとって優先されるのはなんといってもインデックスの幸福である。
身も心も、親友として過ごした時期とは遠くかけ離れてしまったが、その一線だけは神裂の中で揺らぐことはない。

ゆえにこの提案を受けるわけにはいかない。
さりとてこの場をどう乗り切るか。
顎に手を当て考え込む神裂。
するとひとつ、彼らの論理に大きな穴が空いているのを発見した。
猪突猛進の気がある一本気な聖人は、さしたる検討もせずかすかな勝機に向けて驀進する。



「だいたい、もしそれで万が一、上条当麻が私に迷ってしまったら、あなたたちどうするつもりなんですかッ!」



「「「……ほう?」」」

「……はっ!?」


嬉々としてつつこうとした孔の真下に、狡猾にも落とし穴が掘られていることなど、知る由もなく。



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