過去ログ - とある後日の幻想創話(イマジンストーリー)
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435: ◆jPpg5.obl6[saga ]
2012/08/12(日) 20:48:51.40 ID:kyGuTOnD0

美琴「佐天さん、大丈夫かしら・・・・・・」

黒子「寮を出る前の初春からの電話ですと、まだ意識は戻っていないようですが」


美琴と黒子は『冥土返し(ヘヴンキャンセラー)』が経営している病院の中を歩いていた。
目指している場所は佐天にあてがわれた病室である。

あの事件の後、佐天は意識不明のままこの病院に搬送された。
初春は佐天の容態を見るために病院に行き、そのまま病室で一夜を明かしたらしい。
美琴と黒子もそうしたかったのだが、いきなりの外泊申請を常盤台中学に通すことは出来ず、
仕方なく次の日に見舞いに来ることになったのである。

相変わらず常盤台中学の規律は少し厳しすぎると思う。
学校の方針が『義務教育終了までに世界に通じる人材を育成する』ことなのだから当然のことなのかもしれないが、
今に限っては自分を縛るものに対して恨み言を言いたい気分だった。

なぜなら、そのせいで大切な友人の側にいることが出来なかったのだから。


美琴「まったく、少しくらい融通を利かせても良いのにね」

黒子「でもいきなりのことでしたし、仕方ないのでは?」

美琴「私たちのメンタルと規律、どっちが大事なんだか・・・・・・」

黒子「ルールとはそういう物ですの」

美琴「めんどくさいったらありゃしないわ・・・・・・」




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