過去ログ - とある後日の幻想創話(イマジンストーリー)
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◆jPpg5.obl6
[saga sage]
2012/09/23(日) 22:09:31.58 ID:Eohaj/u10
当麻が急かすが、姫神は一向に咲夜から目を離そうとはしない。彼女は何かを疑うような、疑惑の目をしていた。
その視線に気づいた咲夜がどうしたのだろうといった顔つきで声を掛ける。
咲夜「どうしたのですか? 何か気になることでも?」
姫神「・・・・・・あなた、血の匂いがする。」
上条「え?」
咲夜「・・・・・・女性に対してその発言は失礼ではないかしら?」
姫神「私の能力だから。 こういうことには敏感なの。」
咲夜「なるほど。 貴方の疑問に答えるのであれば、先ほど料理の下ごしらえをしたときに魚を捌いていましたから、その匂いが残っていたんでしょう」
咲夜「手は念入りに洗っておいたはずですが」
姫神「・・・・・・そう。」
上条「・・・・・・姫神、いいのか?」
姫神「うん。」
上条「それじゃあ咲夜さん、俺達は帰りますんで」
咲夜「ええ」
二人は軽く会釈を交わし、当麻達はその場を後にした。
その後、彼らがインデックスのわがままで学区内の料理店を練り歩くことになったのはまた別の話である。
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