過去ログ - とある後日の幻想創話(イマジンストーリー)
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594: ◆jPpg5.obl6[saga sage]
2012/10/08(月) 01:46:13.53 ID:IAgE9Omx0





緑服の男「全方位からの広範囲爆撃! 避けられるか――――!」

吸血鬼「――――」


上下前後左右、あらゆる方向から緑服の男が作り出したエネルギー弾が迫り来る。

その一つ一つが必殺の一撃。まともに食らえばいくら吸血鬼といえど重傷は免れない。
そしてこの攻撃を避けることは不可能。なぜならその弾幕には回避できるような隙間はないからだ。

緑服の男は勝利を確信した――――その時。


吸血鬼「時よ、止まれ」


吸血鬼が小さく呟く。するとどうだろう。
世界は色を無くし、そこにある有象無象全てが石のように動かなくなる。
その中で唯一動けるのは吸血鬼のみ。なぜならこの世界はその吸血鬼そのものだからだ。

吸血鬼はその中を悠々と動き回り、緑服の男が生み出したエネルギー弾をゴミをどけるように移動させる。
人一人分が通れる隙間を作った吸血鬼は、自分の家の玄関から出るように優雅に檻から抜け出した。

吸血鬼はそのまま時が止まった緑服の男の前に立ち、そして――――








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