過去ログ - とある後日の幻想創話(イマジンストーリー)
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617: ◆jPpg5.obl6[saga sage]
2012/10/14(日) 19:39:20.77 ID:PROX3MpW0

レミリア(これじゃあごまかしきれないわね。 でも『あの事』を全て喋るわけにもいかないし・・・・・・)


おそらく彼女は、フランの罰にはもっと他の理由が絡んでいることに気がつき始めている。
流石は家政繚乱女学校始まって以来の天才と言うべきか。洞察力も他とは一線を画しているようだ。

だが、だからといって全ての真実を暴露するわけにもいかない。
だいぶ巻き込んでしまっているのは事実ではあるが、最低限の線引きはしておかなければならない。
『表』の人間を『裏』の深部まで踏み込ませてしまったら、取り返しの付かないことになる。
かつて自分が見た『闇に沈んでいった者達』のように彼女も――――


咲夜「お嬢様」

レミリア「ん?」


再び視線をやると、そこには咲夜が自分の足下に跪いていた。
いきなりのことに内心動揺しつつも、平静を装って咲夜の姿を見つめる。
確かに彼女は自分の従者ではあるが、彼女がここまでするのを見るのは初めてだ。
何故自分に対してここまで忠誠を誓えるのか。私はこの子に『あんなこと』をさせているというのに。


咲夜「未熟な私ではお嬢様の意図をくみ取ることは出来ません。 そして私とお嬢様の関係は一年だけの短期契約のものです」

咲夜「そんな私に対して全面的な信頼を寄せるなど、絶対に無理であろう事は重々承知しております」

レミリア「・・・・・・」

咲夜「ですが私は、例え微々たる力しか持っていなくともお嬢様の役に立ちたい」

咲夜「お嬢様のためならば、どんな命令でもこなしてみせる所存です。 例え――――」




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