過去ログ - とある後日の幻想創話(イマジンストーリー)
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814: ◆jPpg5.obl6[sage saga]
2012/12/09(日) 22:59:49.98 ID://72uYRy0

美鈴「あ〜黄泉川さんって電話のたびに『自分のクラスは真面目な子ばかりでつまらない』とか愚痴こぼしてましたっけ」

黄泉川「私としては少しやんちゃな子の方が教え甲斐があるんだけどねぇ。 担任になるとみ〜んな真面目な性格になっちゃうじゃんよ」

美鈴(黄泉川さんってスパルタだからね。 そりゃ大人しくなるか)

黄泉川「今年は1年に続いて2年生の担任になったんだけど、クラスの半分以上が去年担当した子だったじゃん」

黄泉川「そして案の定、新しく担当になった子も全員真面目になっちゃったじゃん。 これじゃ去年の二の舞じゃんよ」

美鈴「他の先生が聞いたらすごく羨ましがりそうですけどね」

黄泉川「私が求めてる教師生活はこんなものじゃないじゃん! 生徒と拳で語り合って、
一緒に夕焼けに向かってダッシュするような生活を送りたいじゃんよ!」

美鈴「いつの時代の熱血教師ですかそれ」


両手のこぶしを握って悔しそうにする黄泉川の姿を、美鈴は呆れた目で見る。
黄泉川は今の時代となっては珍しい、『情熱』という言葉が人と形になったような教師である。
その『情熱』はあらゆる場所で発揮されており、特に教育において顕著である。

子供たちのために一生懸命になれることは素晴らしいことなのだが、彼女の場合はそれが行き過ぎてしまうことが多々ある。
特に『警備員』の仕事で犯罪を起こした少年少女に対する更生を担当した場合、その子供達には容赦のないしごきが待っているのだ。
そのため第7学区のスキルアウト達には非常に恐れられている。




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