過去ログ - 少女「それは儚く消える雪のように」 2
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三毛猫
◆E9ISW1p5PY
[saga]
2012/03/24(土) 21:35:48.90 ID:s9qUNLnH0
周囲に四散しているブラックホール粒子は、
文による陽月王のエネルギーコーティングの
フィールドで防がれてはいる。
しかし、絆は青くなってハッチを閉じようと
計器を操作した。
……動かない。
頑として文が操縦している陽月王は、動こうとしなかった。
「くそっ……何でだ……! 動け! くそ!」
ガチャガチャと操縦桿を動かしている絆を見ることもせずに、
文は大きな身振りで桜に手話を送った。
『桜ちゃん! 何? 何があったの?
どうしてそっちにいるの!』
「…………」
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