過去ログ - 少女「それは儚く消える雪のように」 2
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三毛猫
◆E9ISW1p5PY
[saga]
2012/03/24(土) 21:38:25.73 ID:s9qUNLnH0
桜の呟きが、割り込んできた通信から流れる。
死星獣の背中から別の腕が競り出すように生えてきて、
人型AADのコクピットを貫通する。
それをハッチごと握りつぶして、
ドシャリと音を立てて地面に投げ捨てる。
『この機体とシステムは、流用させていただきます』
金色の死星獣は、次の瞬間アメーバのように
ドパァッ、と薄い膜状になって広がると、
コクピットを除いた人型AADに覆いかぶさった。
そしてたちまちのうちに全身を覆い隠し、
陽月王と寸分違わない姿になる。
違うといえば、表面が光沢を発していて、
全身金色に光り輝いていることくらいだ。
迫撃戦用ブレードを構える、金色の陽月王。
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