過去ログ - 少女「それは儚く消える雪のように」 2
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:
三毛猫
◆E9ISW1p5PY
[saga]
2012/03/24(土) 21:41:14.64 ID:s9qUNLnH0
ギリギリと締め上げられて、
カメラアイからのモニター映像が次々と消えていく。
異常値を示すランプがところかしこで点滅した。
次の瞬間、二機の右腕の装甲が、
愛が死星獣を吹き飛ばした時のように開いた。
そしてお互いのエネルギーを噴出させ始める。
「やめろ文……! こいつはダミーシステムだ!
お前の行動をなぞっているに過ぎない!」
絆がやっとの思いで怒鳴る。
しかし文は、絆の声が聞こえていないのか、
声が出ない口を大きく開き、
正気を失った目で声に出さずに絶叫した。
桜の声が、聞こえる。
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