過去ログ - 少女「それは儚く消える雪のように」 2
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154:三毛猫 ◆E9ISW1p5PY[saga]
2012/03/24(土) 21:58:58.67 ID:s9qUNLnH0


雪の目が覚めたと聞いたのは、
それから二日経ってのことだった。

霧と一緒に、彼女に手を引かれながら絆は、
雪の病室を訪れた。

扉を開けると、ベッドの上に上半身を起こした
雪の姿が映った。

彼女は見えない目を二人に向けると、
嬉しそうに掠れた声を発した。

「絆、霧ちゃん……」

「お姉様!」

霧が駆け足で彼女に近づき、手を握る。

痩せていた。

やつれていた。


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