過去ログ - 少女「それは儚く消える雪のように」 2
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156:三毛猫 ◆E9ISW1p5PY[saga]
2012/03/24(土) 22:00:10.79 ID:s9qUNLnH0
「みんな、天国にいるよ」

雪は一瞬停止した後、絆にそっと、微かな笑顔を向けた。

「……そうなんだ」

「ああ」

「みんな、ちゃんと頑張った?」

「頑張ったよ。凄く頑張った」

絆はそう言って、雪の頭を抱き寄せた。

そして軽く撫でてやりながら、呟いた。

「また会ったら、伝えてやってくれ。
俺が、褒めてたって。
みんなに。絶対に、伝えてやってくれ……」

「うん、分かった。伝える」

雪が小さく頷く。


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