過去ログ - 少女「それは儚く消える雪のように」 2
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三毛猫
◆E9ISW1p5PY
[saga]
2012/03/26(月) 19:43:35.71 ID:H1W87tW/0
最初は彼女を警戒していた雪だったが、
最近少しずつ、優しいクランベである
渚に心を開くようになっていた。
「これで、雪ちゃんの薬は全部ね」
雪の腕に点滴を刺しながら、渚が言う。
雪は小さく笑って
「ありがとう」
と言うと、ソファーに腰を下ろしている
絆の方に顔を向けた。
「大丈夫? 何だかつらそう」
問いかけられて、絆は軽く息を吐いてから
彼女に返した。
「ああ……気にするな。こんな傷、すぐに治る」
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