過去ログ - 少女「それは儚く消える雪のように」 2
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:
三毛猫
◆E9ISW1p5PY
[saga]
2012/03/26(月) 19:44:55.30 ID:H1W87tW/0
「私も行きます」
「……私も」
霧と雪が同時に言う。
絆はしかし、渚と顔を見合わせてから首を振った。
「いや……俺一人で行くよ。
今日の夕方には帰ってくる」
「…………」
「ですが……」
黙り込んだ雪と対照的に、
手を止めて近づいてきて、
不満げに言った霧の頭を撫でる。
「帰りに好きなものを何か買ってきてやろう。
欲しいものを言え」
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