過去ログ - 少女「それは儚く消える雪のように」 2
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三毛猫
◆E9ISW1p5PY
[saga]
2012/03/26(月) 19:46:59.36 ID:H1W87tW/0
頭を撫でられた霧が僅かに顔を紅潮させる。
雪が、そこで絆に伺うように聞いた。
「大丈夫なの……? 出歩いて……」
バーリェに体調を心配されると言うのも、
不思議な感覚だ。
それが半分死んでいるかのような雪に
心配されているのだから、世話がない。
絆は笑ってそれに返した。
「何がだ? 俺はいつも通りだが」
「体の骨が沢山折れてるんでしょ?
背中の火傷も治ってないって聞くし……」
渚の方に顔を向けて、雪は続けた。
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