過去ログ - 少女「それは儚く消える雪のように」 2
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193:三毛猫 ◆E9ISW1p5PY[saga]
2012/03/26(月) 20:01:05.38 ID:H1W87tW/0
「え……」

霧がポカンとして病室の中、
ベッド脇の「車椅子」に腰掛けていたバーリェを見る。

両足が、太股からなかった。

右腕も、肘の部分から先がない。

整った顔立ちをしていたが、
眼帯で覆われた右半分の顔には醜いケロイドが
広がっており、
右目は完全に潰れていることが推測できた。

左手だけで電動車椅子を操作して、
首の後ろで二房に白髪をまとめた少女は、
物憂げな表情で絆を見た。

「こんにちは。あなたは……誰ですか?」

蚊の鳴くような声で、少女は呟くように言った。


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