過去ログ - 少女「それは儚く消える雪のように」 2
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203:三毛猫 ◆E9ISW1p5PY[saga]
2012/03/27(火) 19:46:09.13 ID:+6h/+PqS0
おそらくは絆に渡される前に、
何かがあったと思われる。

静かに言った絆を怯えたような目で見て、
彼女はそっと言った。

「どうして……謝るんですか? 
驚くのは当たり前だと思いますが……」

「…………」

絆は気まずい沈黙に突入しようとした空気に
無理矢理割って入り、ベッド脇の椅子に腰を下ろした。

そしてまだ入り口で硬直している霧に向けて言う。

「霧、来いよ。何してるんだ」

椅子を引いてやると、霧は車椅子のバーリェから
視線を離せないらしく、口を半開きにしたまま
近づいてきて、椅子に腰を下ろした。


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