過去ログ - 少女「それは儚く消える雪のように」 2
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208:三毛猫 ◆E9ISW1p5PY[saga]
2012/03/27(火) 19:51:46.13 ID:+6h/+PqS0
「お帰りください……」

小さく震えながら少女が言う。

今にも泣き出しそうだ。

硬直したままの霧を置いて、
絆は手を伸ばして少女の頭にポン、と置いた。

ビクッ、と凄い勢いで少女が怯える。

しかし絆はそれを軽く笑い飛ばし、口を開いた。

「いいや帰らない。帰るときは『一緒』だ。
お前を迎えに来たんだ。俺はトレーナーだよ」

「トレーナー……? あなたは、トレーナーなのですか?」

「ああ、そうだ。お前をこれから育てることになる。
帰れだなんて悲しいことを言うな」

「…………」


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