過去ログ - 少女「それは儚く消える雪のように」 2
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三毛猫
◆E9ISW1p5PY
[saga]
2012/03/28(水) 20:11:22.74 ID:BweApVW10
「陽月王に……?」
「また死星獣が出たら、
お前達に出てもらうことになると思う。
その時に備えて、訓練をしようと思うんだ」
霧は服の裾を手で掴んで、少しの間考え込んでいた。
その額に汗が浮いている。
命が消滅した時。
霧は、その目の前にいた。
座るシートが違ったら、
犠牲になっていたのは自分かもしれない。
その事実は、絆だけではない、
本人もよく分かっていたことなのだ。
陽月王に乗るということは、
いくら性能が高くても、常に死と隣り合わせだ。
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