過去ログ - 少女「それは儚く消える雪のように」 2
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三毛猫
◆E9ISW1p5PY
[saga]
2012/03/20(火) 01:19:55.31 ID:WAbTKaZT0
「……絆です」
ボタンを押して応答すると、
渚の上ずった声が飛び込んできた。
「絆特務官、出撃です。行動可能なバーリェはいますか?」
「残念ながら今は保有している全てのバーリェが行動不能です。
投薬を行っているため、ご了承願いたい」
押し殺した声でそう返す。
渚は一瞬押し黙った後、息を呑んでから言った。
「……分かりました。緊急事態です。
エマージェンシーコールレッドが解禁されました。
迎えが既に出発しています。
特務官は、急ぎ単独でエフェッサー本部に出頭してください」
「了解しました」
端的に言って、電話を切る。
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