過去ログ - 少女「それは儚く消える雪のように」 2
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三毛猫
◆E9ISW1p5PY
[saga]
2012/04/02(月) 19:51:54.84 ID:6Wpsnxgd0
「意識調整されてセッティングされた人格、
欠損しているといえプログラムによりつくられた体。
動物として当たり前の睡眠もとらずに、
稼動し続けることができるそれは、
果たして『我々と同じ生き物』と言えるのかね?
『スプーキー』の絆特務官はどうお考えなのかと、
いささか疑問でな」
「…………」
「いや何、嫌味ではない。純粋に『それ』と
触れ合うことが出来る君が、凄いと賞賛しているのだよ。
私にはできない」
「……この子はバーリェだ。俺達と同じ生き物だ。
だから俺は、この子を守る。
あんたみたいな『犬』の手からな……!」
低い声で絆はそう言って、圭の手を強く握った。
「あんたには、到底分からないことだろうよ」
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