過去ログ - 少女「それは儚く消える雪のように」 2
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三毛猫
◆E9ISW1p5PY
[saga]
2012/04/02(月) 20:01:01.62 ID:6Wpsnxgd0
『我々はいかなる賛同者も、協力者も求めない。
この度の沈黙は、死星獣の技術解明のためであり、
決して人類諸君に対して情を施したわけではないことを、
事前に釈明させていただく』
「絃さん……!」
渚が駆け寄ってきて、絆の隣にしゃがみこむ。
絃は数秒置いてから言った。
『新世界連合に協賛するスラム街の人間達も出ていると聞く。
まことに遺憾だ。この場を借りてしっかりと
宣言させていただこう。
スラム街の人間であれ、上層市民の人間であれ、
人間は人間であることに代わりはない。
全ての人類は、我らの敵である。
速やかに、同一に均等に、
無情に死んでいただくことになる。そして……』
絃は手元のプロジェクターを操作し、映像を壁に投影した。
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