過去ログ - 少女「それは儚く消える雪のように」 2
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340:三毛猫 ◆E9ISW1p5PY[saga]
2012/04/02(月) 20:03:58.93 ID:6Wpsnxgd0
「……くそっ!」

ギプスを嵌められた腕で、太ももを強く叩く。

「何が新世界のためだ……!」

「絆……」

絃が裏切ったことは既に聴かされている雪が、
しかし不安そうな声を発する。

「ここも、なくなっちゃうの……?」

絆は強く歯を噛んだ。

命が死んだ時に折った奥歯から、血が滲む。

「そんなことはさせるか……」

小さく呟いて、絆は渚に支えられながら立ち上がった。

「全員準備をしろ。戦闘だ!」


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