過去ログ - 少女「それは儚く消える雪のように」 2
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36:三毛猫 ◆E9ISW1p5PY[saga]
2012/03/21(水) 19:57:07.80 ID:QFoFaNuA0
駈は絆がよろめきながら椅子に
腰を下ろしたのを確認して、
手元の資料に視線を落とし、口を開いた。

「……既に全員知ってのことと思うが、
エフェッサーの中から『新世界連合』へと裏切り者が出た」

……絃のことだ。

それを聞いて歯噛みした絆を一瞥してから、
駈は静かに続けた。

「先ほど、絃『元』執行官と思われる人物により
二回目の電波ジャックが行われた。
それからの経過は、君達が知っての通りだ。
死星獣がアルカンスト地方に出現し、
バルカントを含め、首都一帯ごと玉砕した。
被害状況は確認中だが、
死者はおよそ三十万人に及ぶろうと推察される」

流石にトレーナー達も唾を飲み込んだ。


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