過去ログ - 少女「それは儚く消える雪のように」 2
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361:三毛猫 ◆E9ISW1p5PY[saga]
2012/04/03(火) 17:55:39.36 ID:QhpzOyn50
駈は彼女を一瞥してから、資料を脇の女性職員に渡した。

「話は以上だ。各員大至急配置についてくれ。武運を祈る」

呆然と立ち尽くす椿を他所に、
バラバラとトレーナー達が散っていく。

絆は脇の渚に支えられて、やっとの思いで立ち上がった。

椿はそれを見て、ヒールのかかとを鳴らしながら近づいてきた。

そして絆の頬に唇をつけんばかりに近づいて、そっと囁く。

「私はあなたを認めない
……精々後ろから討たれないように、気をつけることね」

「…………」

この状況で何を言っている、と声を荒げようとしたが、
椿はツカツカと靴の音を立てて
オペレーティングルームを出て行ってしまった。


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