過去ログ - 少女「それは儚く消える雪のように」 2
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420:三毛猫 ◆E9ISW1p5PY[saga]
2012/04/06(金) 19:37:16.37 ID:tCTVvjTx0
何だそれは、と言おうとした瞬間、
周囲を全方位から揺るがす大地震が起こった。

高熱が空気中の水分を一気に膨張させ、
巨大な水蒸気爆発を起こしたのだ。

耳を塞いで悲鳴を上げた雪を、慌てて霧が支える。

グラグラと大恒王が揺れた。

絆自身も訳が分からなくなり、
操縦桿を必死に握り締める。

雪の管制を離れ、大恒王の背部ブースターが
いきなり全開に展開し、
鈍重な機体は空中に高速で飛び上がった。

「雪、しっかりしろ! 霧、操縦桿から手を離すな!」

「は……はい!」

震えている雪をシートに座らせ、慌てて霧が操縦桿を握る。


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