過去ログ - 少女「それは儚く消える雪のように」 2
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三毛猫
◆E9ISW1p5PY
[saga]
2012/04/07(土) 20:09:03.46 ID:sVh0F2PK0
背後でブツリと通信が回復する音がして、
そこから駈の声が流れ出した。
『絆特務官、応答せよ。
こちら地下の第二避難室だ。
そちらの状況を教えてもらいたい。応答せよ』
渚も意識を失ったのか、力なくシートに崩れ落ちている。
薄れゆく意識の中で、絆は視界の端で、
雪が必死に通信マイクを、手探りで持ち上げるのを見た。
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