過去ログ - 少女「それは儚く消える雪のように」 2
1- 20
478:三毛猫 ◆E9ISW1p5PY[saga]
2012/04/09(月) 17:18:00.54 ID:KsGx2YfE0
「解剖の時、最後までずっとこれを
握っていたそうだ。
医師が指を切除するまで、離さなかったそうだよ」

「…………」

目薬を受け取って、絆は力なくその場に崩れ落ちた。

「私は、純粋に君を『尊敬』している。
一週間程しか触れ合っていないただの生体弾丸と、
ここまで『心』を通わせることが出来るのだからな。
それが恐ろしくもある」

「…………」

「君は異能者だ。もしかしたら、
この世界にはいてはならない人間なのかもしれない。
だが……だからこそ、我々には君が必要なのだよ。
それを理解して欲しい」

駈は絆に背を向けて、そして続けた。


<<前のレス[*]次のレス[#]>>
777Res/478 KB
↑[8] 前[4] 次[6] 板[3] 1-[1] l20
このスレッドは過去ログ倉庫に格納されています。
もう書き込みできません。




VIPサービス増築中!
携帯うpろだ|隙間うpろだ
Powered By VIPservice