過去ログ - 少女「それは儚く消える雪のように」 2
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483:三毛猫 ◆E9ISW1p5PY[saga]
2012/04/09(月) 17:21:04.29 ID:KsGx2YfE0
絆の胸が、傷のせいではなく、
その時確かに、押し込むように「ズキリ」と痛んだ。

「…………そうだな」

しかし絆は笑って、無事な方の
手を伸ばして霧の頭を撫でた。

「霧、カードを渡すから、
渚さんとジュースでも買って来い」

「はい!」

霧が頷いて、絆のカードを受け取る。

渚は、少しよろめきながら心配げな瞳を
絆に向け、霧に手を引かれて歩き出した。

二人が病室を出て行ったのを聞いて、
雪が小さく息をつく。


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