過去ログ - 少女「それは儚く消える雪のように」 2
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三毛猫
◆E9ISW1p5PY
[saga]
2012/04/12(木) 18:21:40.89 ID:Y7PtevAY0
「……絃が裏切ることを知ってたな。
お前達は、それを知りたくて
彼を泳がせようとして失敗した。違うか?」
問いかけられて、駈は一拍押し黙った後口を開いた。
「その通りだ。我々の捜査は失敗した。
絃元執行官のことを泳がせ、
今では新世界連合と名乗っている
組織の実情を掴むつもりだった」
「どうして逃げられた?
それくらいなら答えられるだろう」
「…………」
駈は息をついてサングラスの位置を直し、言った。
「生体エネルギー感知機器に頼りすぎていた
……『天使一号』のせいだ。
あれはあらゆる電磁波を吸収してしまう」
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