過去ログ - 少女「それは儚く消える雪のように」 2
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三毛猫
◆E9ISW1p5PY
[saga]
2012/04/12(木) 18:24:01.67 ID:Y7PtevAY0
「圭お姉様は、無駄死にではございません。
私という成功作を作り出す礎(いしずえ)となれたのです。
名誉の死だと、私は思います。
隠すのは、圭お姉様に対する冒涜のような気もします」
絆はそれを聞いて押し黙った。
純の言うとおりだった。
予想以上に素直で頭がいい個体のようだ。
見透かされたかのような言葉に、
一瞬返す単語が思いつかなかったのだった。
「純ちゃん、絆特務官はいろいろと
お考えなのよ……察してあげて」
渚にそう言われ、しかし純は
納得がいかないという風に続けた。
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